4月に今の会社に入り、色んなことを経験するにつれ、この会社の悪い点がよく目につくようになってきました(苦笑)。
小さい会社の割に縦割りかつ、部署間が仲悪かったり・・・
自身の仕事のレスポンシビリティを理解していない人が多かったり・・・
でも、一番ショックだったのが、やっぱりエンジニアの仕事、技術に対する姿勢。
中でも強烈だったのが分からないことがあると自分で調べる前に人に聞いてしまう習慣と、(教える人が)それをあっさりと許してしまう空気。
まあ、内容やその時の状況にもよると思うんだけど、少なくとも俺が感じている限りは、どんな内容/状況に関係なく、それがまかり通ってしまっている。
はじめのうちは
「ググってみた?」
「エラーログを読んでみた?」
なんて言って、暗に
「まずは自分で調べてね」
と伝えていたつもりだったのだが、どうやらその俺の本心は伝わらなかったらしい(^^ゞ
返ってくるのは、
「いえ、調べてません」
「エラーログを読んでも、自分の能力の限界を超えているため、理解できません」
技術的な疑問にしろ、製品に対する疑問にしろ(同じチームの人が当時入社ひと月程度の俺に、自身も担当している製品の仕様を訊ねてきたのには驚いた)、それを自分で調べて自分のものにしないのってエンジニアとしてどうなんでしょう?分からないことを色々な角度から調査して、つかんだ手がかりから答えを導き出すのも、この仕事の醍醐味の一つだと思うのだけどなあ・・・。
教える側の人たちも、聞かれたらほんとアッサリと質問に答えちゃうし。。。
まあ、そうはいっても進捗に影響が出るのもなんなので、それっぽいサイトをググってリンクを送ると、
「ありがとうございます。時間のあるときに勉強しておきます」
なんで今やんないかなあ・・・(=_=)
この会社では、なにかと月に一度くらいはUSからエンジニアがやってきて、製品説明や内部アーキテクトに関する説明会を開いてくれるのだが、プログラミングに関する内容になった途端、参加者が激減する(そして残るのはいつも同じメンバー)。
こんな恵まれた環境にあるのに、何故みすみすその機会を逃しているのか、理由がサッパリ分からない。
俺の場合、前の会社では職種や立場が少しずつ変わって、自分なりにテクノロジーやITに関する知識の追求が困難になってきたため(そこまで高尚なものじゃないか?w)転職に至ったという経緯があるだけに、そういう人達ってなんでエンジニアをやっているのかとっても理解に苦しむ。
十数年前、
「コンピュータに関するテクノロジーを学びつつ、お金をもらえるなんてなんて幸せなんだ」
と思ってこの業界に入った俺って変なんだろうか?
もしかすると、本当に俺の周りのごく少数だけなのかもしれないけど(そうあって欲しい)、上司に質問を投げかけたところ、俺と同じ疑問や不満を持っていることが分かってきた(その辺の会話が通じる相手だということもあり、上司とは結構仲良くやっていると思う。また、エンジニアリング部門の中でも、マネージャやチームリーダーの人たちは同じような認識をもっているように思われる)。
この辺の悪しき文化を変えられるのが先か、俺が音を上げてしまうのが先か。まあ、あんまり気負わずに気長にやってみようと思ってます(^^)。
# まだ今の会社の人たちにはこのブログの存在を知られていないと思って書いていたりする。まあ、気付かれたら気付かれたで、それもまた一興だろう(笑)。