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近くの日本人より遠くのインド人

おとといくらいから、かなり重要な機能が動かなくて困っていた(しかも来週Gold)。
とりあえずバグレポートを書いて返事を待ったところ、対応策(機能を有効にするためのモジュールの追加方法)が書かれて戻ってきた。

「すげー、言ったとおりにやるとうまくいくよ」

それは社内のどこにもない情報。
技術文書がほとんど存在しないこの会社(この点、かなりダメダメで不満だ)だとこういった情報はなかなか手に入らない。

示してもらったやり方で、ひとつの環境はうまくいったのだが、もう一つの環境はうまくいかない。

「こっちの環境ではうまくいったけど、もう一つの環境はまだダメ」

てな感じの追記をバグレポートにつける。

「お前のサーバーにアクセスしたいから情報送ってよ」

ってな連絡が来たのが昨日の夕方。
とりあえず情報を送って帰宅する。

今朝出社すると案の定電話の履歴にインドの担当者の名前がw
彼らの英語、グラマーは完璧なんだけど、早口でなまりが強いので英語が不得手な俺はかなり苦手w
メールボックスにはそのインド人からのメールが入っていて、教えてくれた情報が間違っていた旨が書かれていた。

とりあえず再度状況を確認してメールで返事をする。
昼過ぎに連絡があった。またサーバーにアクセスしたいとある。
これまではサーバー上のアプリケーションへのアクセス権しかあげていなかったので、リモートデスクトップ用のアカウントを作って(サーバーOSはWin2003)調べてもらう。

途中からはチャットを交えながら調査と確認の繰り返し。
こっちは他の作業やりながら応対していたのだが(笑)、向こうはつきっきりで対応してくれていた感じがした。

試行錯誤の末、夕方頃にようやく解決。
ただ、「これで解決したよー」「やったー!」じゃ気が済まないのは昔からの俺の性格。
解決後に原因の解説、トラブルシュート方法、彼が使ったテクの数々をレクチャーしてもらった。

すべて説明してもらって、
「次は自分で解決できる気がするよ」と俺。

「そうだな」と彼。

インド人、すげー。

飽くなき問題追及心。
技術力。
知識。
そしてなによりも長時間にわたって付き合ってくれる親切心。

いずれにおいても負けたと思った。
っていうか、日本にはこのどれをとっても敵う人はいない気がする。


ちょっと一部の日本のエンジニアに対して辟易し始めていたこの時期に、彼と知り合えて本当によかった。

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2008年07月03日 19:22に投稿されたエントリーのページです。

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