ハギブロ.肆

肩の力は抜いていこう!

DSC-T1 アーカイブ ハギー@blog 写真 日記

別れ

2016/10/18(火) 20:27

クッピーと最後の別れをしてきた。
クッピーはおととい、12月7日 午前8時47分にお袋と弟に看取られて死んでいった。享年17歳。まさしく大往生だ。

いつまでたっても子供な犬だった。とっても甘えん坊。家の人間がいると通行人や他の犬に吠え散らすくせに、自分だけだととっても大人しかった。俺が出かけるときは必ず柵から顔を出して見送ってくれて、帰りは足音だけで俺や家族の帰りを察知していた。

もらってきた翌日、雨の中散歩に連れて行った。まだ歩くのが遅かったので、俺の後ろをついて歩いていたのだが、ふと振り返ると姿がない。おかしいなと思いながら用水路を覗くと震えながら小さくちじこまっていたのが昨日のことのようだ。
成犬になってからは散歩が大変だった。中型犬程度の大きさしかないのにものすごい力で、俺や弟でも手を焼いたし、お袋にいたってはよく逃げられていた。俺が実家にいた1年半くらい前までは、依然としてそのくらい力があった。
あまり賢いヤツじゃなかったけど、オヤジが死んだときは珍しく黙り込んでいた。なんとなく、家族の様子から悲しみの空気を読み取ったのだろう。

ここ半年くらいはすっかり老け込んでしまって、目も耳も鼻もほとんど利かなくなってしまった。その姿が痛々しくて、そう遠くないうちに訪れる彼の死に怯えていた。もう二度と生き物は飼いたくないとも思った。

しつけが悪かったのか、あまり言うことを聞くヤツではなかったけど、楽しかったことしか思い浮かばない。オヤジが死んだあと、母親が比較的元気なのは、クッピーおかげだと思う。現在は月に1度程度しか実家に戻らない俺が、たまたまこの間の日曜に会えたのは、命日だったオヤジが機会をくれたのだとしか思えない。

今日見た死に顔はとても安らかで優しい顔だった。
クッピー、17年間、本当にありがとう。お前に会えてよかった。14歳の時から今日まで、おまえの存在に救われたことが何度もあったよ。あの世では鎖に繋がれず、自由に走り回れたらいいな。
じゃあ、またな。

DSC-T1

2006120901

2006120902

Comment:6

ワトソンの後輩:2006-12-09 (土) 12:57
今日の雨はクッピー君のお別れの涙ですかね・・・。

合掌。

 

ハギー:2006-12-09 (土) 15:51
ワトソンの後輩さん、
ありがとうございますm(_ _)m
いつも寂しがり屋だったので、そうなのかもしれませんね。

 

No Name:2006-12-12 (火) 15:41
お久しぶりです。
一緒に暮らしていた動物との別れは悲しいね。10年ぐらい飼っていたインコをなくしたときは、大学生だったけれどしばらく沈んでました。相方の実家にもウェリッシュコーギーがいて、かわいいけれど、いつかいなくなると思うとそれだけで寂しいな。
ゆっくり元気になってね。

 

ハギー:2006-12-13 (水) 00:07
名前が入っていないが高松にいるH.Mとみた(笑)。

老いを感じ始めた1年ほど前から覚悟はしていたものの、やはりその時がきてみると寂しいものです。というか、いなくなったという実感がいまだなかったりして。
そのウェリッシュコーギー、少しでも長生きしてくれるといいね。見たことない子だけど、こういうことがあったせいもあり、我がことのように切に願っちゃいます。

#その後、生活に変わりはないですか?

 

morihiro:2006-12-13 (水) 08:27
名前を入れたつもりだったんだけど、入ってなかったのね・・。
ご指摘通り、HM です。分かってもらえて嬉しいな ^-^。
娘はスクスク成長し、子供と二人で家にいる生活にもようやく慣れてきました。車の運転もしているし、来年には家ができる予定なので、暇ができたら遊びに来てね。

 

ハギー:2006-12-13 (水) 17:57
すげ!家が建つのか。
なんか同じ会社で仕事していた頃からは想像がつかない変化っぷりだね(笑)。面と向かって近況を話し合える日を楽しみにしてます(^O^)。

Trackback:0

-DSC-T1, アーカイブ, ハギー@blog, 写真, 日記